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機械式駐車場平面化工事
(EPS工法)

EPS工法とは

EPS工法(発泡スチロール土木工法)とは、大型の発泡スチロールブロックを機械式駐車装置を解体したピット内に積み重ね、最後にコンクリートで舗装する工法です。材料が発泡スチロールのため、軽量で地盤に対する荷重を抑えることができます。
耐圧縮性、耐水性および積み重ねた場合の自立性を確保できる優れた工法で、紫外線にさらされなければ半永久的に状態を維持することが可能です。

敏建ではアキレス株式会社との提携によりEPS工法が施工可能となりました。

EPS工法とは

EPS工法の特徴

01地盤に負荷をかけない軽量性

発泡スチロールの密度は土砂やコンクリートの約1/100です。EPS工法を軟弱地盤上の盛土として適用する場合、ピット内の荷重を大幅に低減でき、軟弱地盤の沈下、支持力不足などの問題を解決できます。

02地下水に影響されない耐水性

発泡スチロールは水と結合しない撥水性材料です。各種の地下水位条件に対して吸水性を経年的に測定した結果、吸水量は少なく、ほとんど水の影響はありませんでした。
ピット内に地下水がたくさん溜まると、浮力によってコンクリートが壊されるケースがありますが、EPS工法では耐水性のある発泡スチロールを敷き詰めるので地下水によるコンクリート破壊が起こりません。

03重機が不要な施工性

発泡スチロールブロックの積み重ねには大型建設機械が必要なく人力での施工が可能です。施工速度が早く、軟弱地盤上や大型機械の使用が難しい所での施工が容易になります。
また、発泡スチロールブロックは現地で簡単に切断できるため地形に対応した加工が容易です。

04優れた経済性

完成後の地盤沈下を低減し、メンテナンスフリーなため経済的です。EPS工法は材料の特長と施工性を地盤条件、施工条件に応じて組み合わせることにより、用地および周辺環境対策、さらには工期の短縮など直接設計段階では計上できない多くの経済性を持ち合わせています。

EPS工法のメリット・デメリット

メリット
  • ピットへの荷重を大幅に軽減
  • コンクリート舗装による耐久性の確保
  • 大型建設機械が不要
  • 短期間での施工
  • 完成後の維持管理を含めた全体工費を低減(メンテナンスフリー)
デメリット
  • EPS材(ポリスチレンフォーム)自体は高額
  • 将来的に再度機械式駐車場の設置が困難
  • コンクリートの乾燥養生期間が必要

EPS工法 ここがポイント!

地盤に負荷をかけない。沈下対策に適した工法

・屋内で砕石荷重がかけられない場合や、軟弱地盤で沈下の可能性があり砕石埋め戻し工法の採用には不安がある。
・鋼製平面化工法だと工事費と定期的なメンテナンス費用がかかりトータルコストが高くなってしまう。

そんな問題を解決できるのがEPS工法です。
EPS材自体はコストがかかってしまい工事費は高くなってしまいますが、工事後のメンテナンスが不要で、長い目で見るとトータルコストを抑えることが可能なのです。

EPS工法 工事の流れ

機械式駐車場平面化工事の手順

機械式駐車装置 解体

ピット底盤 不陸調整

EPS(発泡スチロール材)敷設

鉄筋配筋・コンクリート打設

車止め設置・区画ライン引き

施工後

動画で知る。 機械式駐車場平面化工事

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